プログラム

9:15~10:55会場906

鎌田 穣
心理療法としてのヨーガ療法

ヨーガ療法は伝統的ヨーガの5000年の叡智の上に成り立っており、人間観・病理論・治療/指導論・技法論・哲学を完備した心理療法体系となっています。その目標は初代シャンカラ大師が述べる完全なる健康で、これは解脱に匹敵すると言われています。
クライエントが訪れると、インテーク面接の中で情報収集し、五蔵説に基づくヨーガ療法アセスメントを行ない、これに則った目標とその達成のための技術を提示し合意を取る、というインフォームドコンセントを行ないます。この合意に従い、筋骨格系の調整を座法と呼吸法で行ない、マナスと理智の調整のための瞑想法を行なう。これら3大技法を駆使した指導をヨーガ療法インストラクションと呼びます。さらには、心身相関的病気を作り出す理智の修正のための言語的なヨーガ療法ダルシャナを適宜実施し、心身両面での完全なる調和を目指していく。当日は、これら一連の心理療法的アプローチのデモンストレーションを、セラピストを2名置くマルティプル型でギャラリーの前で行なうオープン・カウンセリング形式で実施します。

鎌田 穣

鎌田 穣

1994年大阪市立大学にて、アドラー心理学にもとづく親教育をテーマに、博士(学術)号取得しました。その後公認心理師、臨床心理士、精神保健福祉士、日本心身医学会認定医療心理士、(社)日本ヨーガ療法学会認定ヨーガ療法士、インド中央政府公認ヨーガ・セラピストを取得。職歴は、昭和63年から黒川内科心理士として勤務し、現在に至ります。平成30年9月から東洋大学総合情報学部心理学系客員教授に就任します。その間、大阪府警察本部少年課資質調査係、田附興風会(タヅケコウフウカイ)北野病院神経精神科等の心理士も兼任します。また、大阪市立大学、関西大学、佛教大学、上智大学グリーフケア研究所、聖トマス大学、吉備国際大学等で教鞭を取ってきました。
27歳時から自身の身体的不調からハタ・ヨーガの道に入り、その後は心療内科にてハタ・ヨーガ・グループを開催してきました。2007年からヨーガ療法と出会い、以後全面的にヨーガ療法にグループを改変しました。2010年にはSadananda Yogiの聖名拝受し、伝統的ヨーガの道に入ります。2012年にはカイラス修行会に参加。その後は、日本ヨーガ・ニケタンにて「臨床心理学とヨーガ療法」「マインドフルネスとヨーガ療法」等の各種DVDの制作、ヨーガ療法ダルシャナのトレーニングシステム構築に参加しています。
現在、日本ヨーガ療法学会理事、倫理委員、研究委員。日本心身医学会近畿地区代議員。日本心理医療諸学会連合理事、<身>の医療研究会理事、エビデンスに基づく統合医療研究会eBIM評議員、NPO法人こころ・からだ研究所監事等。
著書は、共著で『心理・福祉のファミリーサポート』『心理査定実践ハンドブック』『心理臨床大事典』『カウンセリング辞典』『ヨーガ療法概論』『ヨーガ療法ダルシャナ』等全18冊。論文はヨーガ療法関連4本、アドラー心理学と催眠関連合わせて約80本、学会発表はヨーガ療法関連約50本、全120本ほど。

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